皆さんこんにちは。問題解決型税理士の内田智弘です。
たまたま、調べものをしていたら、タイトルの内容が目につきました。
確定申告で所得税(国税)が気になる人は多いですが、納税のタイミングの異なる住民税(地方税)って結構理解してないことがあったりするんですよね。
今回は武蔵野市を例に見ていきましょう!
- 武蔵野市の住民税は高い?
- 住民税の計算の仕組みは?
- どうやって納税している?
- 今後はどうするか?
武蔵野市の住民税は高い?
・・・そんなことはありません!
所得税って、収入が高ければ高いほど最高税率もあがるんですが、住民税って、原則一律なんです!
地域によっては、均等割の違いこそあるかもしれませんが、総合課税部分(不動産の譲渡等以外)に対しては、皆さん一律で10%で課税されます。
武蔵野市に対するお問い合わせが多いのでしょうか。。。
リンクを貼っておきます。
【武蔵野市の住民税は高いと聞きましたが本当ですか】へのリンクはこちらをクリック!
住民税の計算の仕組みは?
一律で10%の税率を乗じているのですが、どこに対しての10%になるのでしょう?
基本的には、所得という、いわゆる儲けの部分に対して課税されるのですが、確定申告書のこの赤枠分に10%を乗じてみると、概ねの住民税額がわかります。
概ね、、、となりますので、目安としてください。。。
ここの所得金額というのは「収入金額-必要経費-所得控除」で計算していくのですが、「所得控除」が所得税と住民税で異なります。
ちょっと抜粋したものを載せますが、こんな感じで、所得から控除される金額が若干異なるのです。
概ね、といった意味は、そういう意味です。
どうやって納税している?
あれ?そういえば、どうやって納税してるんだろう?
そう思われたかたは、特別徴収により、納税が済んでいるようです。
「特別」という言葉を使用してますが、全く特別なことはありません。
普通徴収と特別徴収の2種類の納税方法があり、パターン1とパターン2と理解いただければ問題ないです。
最近では非常に多いですが、この特別徴収は「給与天引き」というシステムとなります。
そのため、給与明細をあまり見られないかたは馴染み薄いかもしれません。
普通徴収は、個人の住所宛てに納付書が届き、その納付書で納税(金融機関やコンビニ等)するシステムとなります。
住民税の納税は、所得税に遅れるため、例えば令和2年分の所得に対しては、翌令和3年に支払う(「普通徴収 ⇒ 6月末期限、8月末期限、10月末期限、1月末期限の4回分割(一括納付も可能)」 「特別徴収 ⇒ 6月~5月」)ことになるのです。
【個人での納付(普通徴収)について(武蔵野市)】についてのリンクはこちらをクリック!
今後はどうするか?
住民税のこととなると、よく副業が会社にバレないようには?なんてお悩みのかたが非常に多かったですが、そんなときは、住民税の支払いを会社にお願いして、特別徴収から普通徴収に切り替えてもらうのが一番良いのですが、、、なんだかそれこそ怪しまれるかもしれませんね。。。
もう一つ、確定申告書の第二表に、給与や年金以外の住民税の納税方法が選択できる箇所(赤枠内)があるので、こちらを「自分で納付」にしておくと、回避できる可能性はあるかもしれないですね!
会社にバレなくても良いのですが、給与収入以外の収入もきちんと申告して、納税漏れのないようにしていきましょうね。